《ザ・ヘスコレクション》 カベルネ・ソーヴィニヨン “マウント・ヴィーダー” ナパ・ヴァレー [2013] The Hess Collection Mount Veeder Cabernet Sauvignon Napa Valley 750ml [ナパバレー赤ワイン カリフォルニアワイン]
Item Number 16
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四大マウンテンと総称されるそれらの内一画に、マウント・ヴィーダー地区があります。
通称「山カベ」「マウンテンCAB」こと、当地からのカベルネ・ソーヴィニヨン。
その特有的かつ強烈な風味の果実を操り、産地の真髄を表す象徴的な造り手がザ・ヘス・コレクション。
とかく高額となりがちな山カベにあって、プレミア付加が進まぬところも定評があります。
《ザ・ヘス・コレクション》 カベルネ・ソーヴィニヨン “マウント・ヴィーダー” ナパ・ヴァレー 「オーパス・ワンを買うつもりならへス・コレを探しな。
」そんなくだりは、前インポーターの社長がナパへの出張から帰国し、私のむらに語った言葉です。
現地関係者から、そのように伝えられたということでした。
当のワインがこちら、ヘス・コレ “マウント・ヴィーダー” 【味わい】近年のヘスコレ Mt.ヴィーダーは、マルベックの比率を高めている。
(土壌組成や気候など様々な要因が絡み、ヘスの畑ではマルベックが素晴らしく熟す) 一連に等しきおおらかな香り立ちも、こちらのそれは青紫系から黒系。
マルベックの効果を得て、野生味あるラズベリー、チェリー、熟れて黒みがかる真紅のプラムに、焙煎珈琲豆、キャラメルの趣きが添えられる。
マット・クレイマーの指摘にあるように(下部参照)、時として、豪放なタンニンをまとう例もある山カベだが、長期樽熟成の作用を得てか、それらの中にあっては若くしてもとっつき難さは感じさせない。
とは言えそこは、まさにその名を冠するマウント・ヴィーダーの産出。
相応のタンニンが、体躯の大きさに見合う豊かな構成要素にメリハリを与えている。
このあたりが、成熟な味わいを求め過ぎ肉付きばかりの感を残すものとは異なるところ。
バニラ、カシス、ミルクチョコレート、スパイスの風味が後味に薫る。
※ステンレスタンク発酵/100%フレンチオーク樽熟成×20ヶ月(新樽比率80%) 10年超の長期熟成用としても然るべき評価を得ているワインにつき、将来の記念日用にも◎ 【品種構成】カベルネ・ソーヴィニヨン主体 Cabernet Sauvignon【原産地呼称】カリフォルニア州>ナパ郡>ナパ・ヴァレー>マウント・ヴィーダーAVA| Mount Veeder, Napa Valley, California【タイプ】[赤] フルボディ Full【内容量】750ml 《ザ・ヘス・コレクション》 -The Hess Collection- 起源は1876年。
ドイツ出身の3家族による開墾に遡る。
やがて所有権はクリスチャン・ブラザーズ社を経てスイス出身のドナルド・へス氏のもとへ。
元来のヘス・ファミリーは、スイスでビール醸造やホテル経営に携わる一家であったが、ドナルドがナパ・ヴァレーを訪れた際にそのワインに感銘を受け、新天地に夢を求め当地へと移住する。
現ヘス・コレクションのワイナリーはまるで美術館のような趣き。
氏が蒐集した数々のモダン・アートが展示される。
標高240-300m程に広がるマウント・ヴィーダーの自社畑はおよそ26ha。
そこからの産出のみならず、より求め易いワインの生産にも余念がない。
ナパから200km以上離れたモントレー群サリナス・ヴァレーにも自社畑を構え、そこからのワインは、ヘス・セレクトとしてリリースされる。
■ ナパ・ヴァレー山岳地帯の特異なテロワール 「ナパ・ヴァレーは二つの山脈の狭間に位置している。
ヴァカ・マウンテンズがナパ・ヴァレーの東側面を領し、マヤカマス・マウンテンズが西側面を領する。
両山脈のピークは600-800mとほぼ同じ標高であるが、両者の気候は異なる。
マヤカマス・マウンテンズはヴァカ・マウンテンズよりも降水量がずっと多い。
これは、米大陸西海岸の全域に雨をもたらす太平洋に近い為である。
現在のところ、マウント・ヴィーダー/スプリング・マウンテン/ダイアモンド・マウンテンをブラインドにおいて識別するのは難しい。
けれども、これら3ヶ所のAVAを他のナパ・ヴァレー(広義)で栽培・醸造されたものと識別するのはすこぶる容易である。
これら全てはマヤカマス・マウンテンズの山腹斜面に位置しており、畑の標高は200〜800mである。
カベルネ・ソーヴィニヨンが、これらの各地区で最も優れている。
何れのカベルネ・ソーヴィニヨンも風味強烈で、土臭さをはっきりと漂わせる。
掛け値無しにわくわくさせるような味わいがあり、とても低く抑えたイールド(単位面積当たりの葡萄の生産量。
総収穫量とは違う。
)のお陰で、濃密なテクスチュアがある。
タンニンは強くて堅い。
従って、これらのカベルネは持ち味を発揮するのに少なくとも10年を要する。
丘陵斜面に位置する為、畑の総面積はどうしても限られていて、たかだか600ha強に過ぎない。
ちなみに、全ナパ・ヴァレーの葡萄畑の総面積は1万6000haに達する。
栽培が容易な谷床平坦部に比べると、これら斜面地の葡萄畑はどうしても小規模にならざるを得ない。
面積当たりの収量は、前述した通り極めて低い。
谷床平坦部における典型的なカベルネの収量は、葡萄にして1エーカー当たり4〜6t(ワインにして1ha当たり55-80ヘクトリットル)あるが、丘陵斜面における収量は、滅多な事では2t/エーカー(25ヘクトリットル/ヘクタール)を上回る事はない。
」(マット・クレイマー) ■ ヘスコレの代名詞、ヴィーダー・ヒルズ・ヴィンヤード 機械収穫に不向きな急傾斜にあることから、栽培作業が容易でないヘスのエステイト・ヴィンヤード。
そこでは「4×4」と呼ばれる各畝が4フィート(約120cm)の短い間隔で植栽され、通常の「7×5」による1エーカー当たり1,245本に対し、2,700本以上(約6,600本/ha)もの樹が並ぶ。
然るに果実は凝縮味を持つわけだが、ワインにして1ha当り25ヘクトリットル未満の低収量とならざるを得ない。
ボルドー格付けシャトーに一般的な50ヘクトリットル(※)に比較すれば、「量より質」へのこだわりようを窺い知ることが出来る。
(※ ボルドーワイン委員会CIVBが値崩れを避ける為に、格付けシャトーに対して定めた収量上限は、供給過剰とされた2004年でさえ1ヘクタールあたり50ヘクトリットル)
Item Number 16
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カリフォルニアワインあとりえ |
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10,574円(税込み) |